天気痛・気象病は気のせい?

梅雨明けで8月に入ったと思ったら
一気にうだるような暑さが続いておりますが
体調などいかがでしょうか?


病気のなかで、気象の影響を受けるものを総称して「気象病」と言い
天気が悪くなると痛みが悪化したり
寒暖差による不調を「天気痛」と言います。
気象病・天気痛の症状には、頭痛だけでなく
めまい、耳鳴り、倦怠感、うつ等もあり
症状やその重さも人によって様々で
最近は天気痛予報を出している所もあるみたいですね


天気に関係した不調の主な原因は、気圧の変化です。
急な変化ほど症状が強くなる傾向にあります。
気圧の変化で人体はストレスを感じ
それに反応して自律神経が活性化されます。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり
交感神経は心身を興奮状態に、逆に副交感神経は
リラックス状態にさせる働きがあります。
この交感神経と副交感神経のバランスが崩れると
さまざまな体調不良の原因となってしまいます。
1日の間に10℃以上の温度の変化や
前の日と比べて気圧が10hPa以上変化すると
症状が出やすいという研究結果もあります。


ゲリラ豪雨の前に頭痛がするとか
台風が来る前はめまいの患者さんが多いとか
実際によくある事です。
今年は長梅雨でずっと気圧が低かったので、めまいや耳の不調を
訴えて来院する患者さんは多かったです。
今日も頭痛の患者さんが来院しています。
何に影響されて症状が出てるのか
自分の体を観察してみる価値はあるかもしれません。

天気による体調不良は「気のせい」ではありません。
あらかじめ体調が悪くなりそうか分かれば
早めの対策が取れるのではないでしょうか。

頭痛やカラダの不調などでお悩みの方は
ミカチューにお越し下さい。

2016年08月09日