湿邪って知っていますか?

6月に入ってこの地方も梅雨の感じが出てきました。
5月はGWで疲れたり、肌寒かった次の日いきなり真夏日になったり
傘も差せない程の激しい雨で体が濡れたり…
何をするにも気が滅入る事が多かったです(>_<)

急激な温度変化は、人にとって非常なストレス。
温度変化に加えて湿度が更にストレスになってきます。



蒸し暑く、じめじめとして気分も下がり気味な梅雨。
雨の日は、蒸し暑くても体の芯が冷える気がしませんか?
水は人間になくてはならない物ですが
湿度の高すぎるところに長時間いると発汗が上手くおこなわれず
余分な水分が排出できなくなってしまいます。
『湿邪(しつじゃ)』が体内のいろいろな場所に溜まって
「冷え」を起こすと考えられています。
冷えると、血液の循環が滞って代謝が悪くなり
汗や尿で水分を上手に排出しません。

初夏の不調のほとんどは「冷え」が原因と言われています。
女性にとっては、皮膚トラブルなど美容上の問題だけでなく
生理痛・周期の乱れ・妊娠しにくいなどいつも眠い
疲れやすい、やる気がでない、気分が滅入る
肩が凝る、関節が痛む、お腹の調子が悪い、頭が重くすっきりしない
めまいや耳鳴りを感じる、口内炎ができる
夕方足がむくむ、腰がだるい・・・等々

長期的で深刻な症状につながることも。


「雨になると古傷が痛む」と言います。
低気圧や湿気でカラダの内圧が上昇より血流が妨げられ
完治した皮膚表面の下に残っている傷跡が圧迫されたり
痛みを感知する神経が刺激されるために起こると言われています。
「痛み」で雨予報する方もいますが
「また痛くなる」と言う負のストレスになっている場合も。


湿邪を追い出す、つまり体内の水分バランスを整えるには
血液循環を改善して、体内に滞った水分や老廃物を
スムーズに流す事が大切です。
湿邪などの“邪”を寄せつけない健康な身体に近づく事ができます。
夏でもシャワーで済ませないで湯船に浸かるのがオススメです。
ぬるめの半身浴はリラックス効果で自律神経を整え
ストレスや痛みを軽減します。
特に上半身を濡らさずに湯船に入ると効果的だと思います。
上半身が濡れていると、発汗がなかなかはじまらず
疲れが抜けにくいから。下半身で温められた血液が上半身に伝わり
血行のよくなった皮膚が発汗をはじめると
それまでのカラダや気分の重さが
ウソのように感じられますよ。



ヒトの身体は自然の力に大きく左右されます。
日本には四季があり、季節によって気象の変化が多い国。
ゲリラ豪雨などの異常気象も増えてきました。
そんな時期だからこそ、ミカチューで元気になりましょう!

2019年06月11日